ストイックだった頃のわたし
何かに必死になって取り組んだ経験というのは貴重な財産である。
就職活動の面接みたいだが、
生まれてから今まで、一番頑張ったことはといえば、高校3年になる17歳の春のことを思い出す。
何をやったかといえば、あまり面白くないが、数学の問題集をやった。
知る人ぞ知る、スタンダード。
1問とくのに30分以上かかるようなのが500問近く収載されていて、
普通は1年かけて、授業と平行して進めていく問題集だ。
それを春休みの10日か2週間で終わらせてやろうと思ったのだ。
普通に考えると、1問30分として、30分×500=250時間=10日半!となる。
まず、1日ごとのノルマを決め、計画表を作った。そして、その表にあるノルマを何があっても死守した。朝9時に始めて、夜2時だろうと3時だろうと、終わるまでは絶対に寝なかった。
ノルマが終わると、すぐに布団に入って、5秒以内に気絶するように寝た。あの感覚は、後にも先にも経験がない。
全て「済み」の印のついた計画表は今でも大切に保管している。
最近、モチベーションが上がってきて、あの時には及ばないかもしれないけど、あの時のことを思い出しながら、何とか頑張っている。もちろん、計画表を作って、そのとおりに進めている。
そして、これまでの話とは少し変わるけど、
男が何かに本気を出す動機になるのは3つ
1.ライバルの存在
2.ヒロインの存在
3.悔しいと思う気持ち
何でもモチベーションに変えられる人間は強い。
子供ができて、大きくなったらこの話をしてあげたい。
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